神社仏閣: 2009年11月アーカイブ

道教とは、中国の民間信仰が起源の多神教で、台湾では仏教、儒教とならぶ三大宗教の一つ。そのお宮がなんで坂戸に、しかも国内最大級の規模で建てられたのか なんでも台湾の康國典大法師という実業家が40代で不治の病を患った際、道教の最高神である三清道祖に病気平癒を願ったところ奇跡的に完治し、その感謝の念で建てたのだそうです。日本の坂戸の地を選んだのはお告げを授かったからだとか。なんだか怪しげな話ではありますが、建て主は至って真面目。当時雑木林だったこの地を整地し、わざわざ台湾から一流の宮大工を呼び寄せ、昭和56年から平成7年まで15年掛かりで完成させたそうです。その建物や装飾品は豪華絢爛。黄色い屋根瓦龍や天然石の彫刻、金箔を施した木彫細工の数々は一見の価値ありです。

所在地:埼玉県坂戸市塚越51-1
拝観料:300円(中学生以下・障害者無料)
時 間:10:00?16:00(年中無休)