ネギチャーシュー＠九州ラーメン うまか

　九州ラーメン うまかは、その昔R254下り線側の東松山インター入り口にあった店ですが、広い駐車場を求めて長瀞に移転。その後、現在の場所に再移転して現在に至っています。約３年半ぶりの訪問です。個性的なご主人と、それを支える奥さんの２人で切り盛りしています。九州ラーメンをうたっており、豚骨白濁スープに細麺の組み合わせです。店内はやや豚骨臭があり、これが苦手な人にはつらいかもしれません。引き戸を開けると正面にカウンターが５席、右手にテーブルが２卓、カウンターの奥に厨房というつくりになっています。こぢんまりしていますが、老夫婦２人で営業していくにはこれが適当な大きさでしょう。

　さて、３年半ぶりということで何を注文しようか迷いましたが、東松山時代によく食べていたネギチャーシューを注文してみました。他に客がいなかったこともあって、注文して５分ほどで出てきました。

　スープは豚骨ベースで白濁しており、ニラと白ごまが浮かんでいます。豚骨の風味にトッピングの味がしみ出してかなり複雑な味になっていますが、ちょっと塩辛いです。トッピングは大判のチャーシューが４枚、煮玉子半分、玉ねぎを炒めたもの、メンマ、ごぼうの天ぷら、紅生姜で、この店の最大の特徴であるごぼうの天ぷらは健在でした。これがいい味出してるんですね。ただ、肝心のネギが入っていません。以前はきざんだ青ネギが大量に入っていたのですが、全く見あたりません。その代わり、炒めた玉ねぎが入っており、おそらくこれがネギということなのでしょう。チャーシューは大判で厚みがあり、食べ応えがあります。ただ、かなり塩分が強く、そのままでは食べられなかったのでスープに十分に沈めてから食べましたが、それでも塩辛かったです。麺は細麺で、かなりのボリュームがあります。ゆで加減はやわらかめで、博多ラーメンのかたい麺とは異なります。これは、この店の昔からの特徴です。

　東松山時代とはかなり異なるラーメンになっており、昔の味を求めていくと期待はずれになってしまいます。が、店主のキャラクターとラーメンのボリューム、奥さんが揚げるごぼうの天ぷらは健在です。今後に期待したいところです。

DATA
所在地：埼玉県入間郡毛呂山町岩井2308
営業時間：11:30-14:30　18:00-22:30
定休日：水曜日